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Debian 9.0へのアップグレード時に発生した不具合への対応 [Debian]

Debian 9 のテスト環境作成のため、Debian 8.8 から Debian 9.0 へのアップグレードを行った。
以下は、その際に発生した事象とその対応をまとめたものである。

1. アップグレードの手順


これまでのバージョンでの実施手順と同様である。
( https://www.debian.org/releases/stretch/i386/release-notes/ch-upgrading.ja.html )


2. 発生事象 (対応済)


(1) アップグレード後に LVM が認識されない


・ブート時に LVM が認識されない。
・マウントに失敗し、システムが正常に起動できない。
・emergency mode になる。


(a) 対処方法


下記の手順を実施し、initramfs image を更新する。

・emergency mode で、root のパスワードを入力
・lvscan を実行
・マウントに必要な VG に対して、'vgchange -ay ' を実行
・exit を実行(emergency mode の終了)
・/boot/initrd.img-* の更新
 (update-initramfs -c|-u -k `uname -r`)
・システムの再起動


(2) コンソールで、日本語キーボードとして認識されない


・/etc/default/keyboard は Debian 8 からの流用である。
・'localectl set-keymap jp106' の実行では改善されない。
・X 環境では日本語キーボードと認識される。


(a) 対処方法


/etc/rc.local に下記の設定を追加する。

loadkeys jp106


(3) 一般ユーザーで X を 起動できない。


・パッケージのバージョン: xserver-xorg 1:7.7+19
・/var/log/Xorg.0.log が作成されない。
 (~/.local/share/xorg/Xorg.0.log が作成される。)
・ログファイルのエラーメッセージは、下記の通りである。

Fatal server error:
(EE) parse_vt_settings: Cannot open /dev/tty0 (Permission denied)


(a) 対処方法


/etc/X11/Xwrapper.config を変更する。

# diff Xwrapper.config Xwrapper.config.org
14,15c14
< allowed_users=anybody
< needs_root_rights=yes
---
> allowed_users=console


・上記の対応後、/var/log/Xorg.0.log が作成されるようになる。


(4) mplayer で ~/.mplayer/{config,input.conf} の設定が反映されない。


(a) 原因


mplayer から mpv に変更されたためである。
・mplayer は mpv へのシンボリックリンクとなっている。
・mplayer と mpv では、設定ファイルのパスが異なる。


(b) 対処方法


下記のパスに設定ファイルを作成する。

~/.mpv/{config,input.conf}
または
~/.config/mpv/{mpv.conf,input.conf}


(c) 設定ファイルへの設定例

% cat ~/.mpv/config
# display size and aspect ratio
video-aspect=16:9
geometry=320

% cat ~/.mpv/input.conf
# key bindings
MOUSE_BTN3 volume 1
MOUSE_BTN4 volume -1


(5) gnome-session が想定通りの動作とならない。


・パッケージのバージョン: gnome-session-flashback 3.22.0-3
・'exec gnome-session --session=gnome-flashback' で起動できない。


(a) 対処方法


gnome-session の起動部分を下記のように変更する。
( cf. https://wiki.archlinuxjp.org/index.php/GNOME_Flashback )

(変更前)
exec gnome-session --session=gnome-flashback

(変更後)
export XDG_CURRENT_DESKTOP=GNOME-Flashback:GNOME
exec gnome-session --session=gnome-flashback-metacity


(b) gnome-session のバージョンの確認方法


・gnome-session --version: 出力なし
・/usr/lib/gnome-session/gnome-session-binary --version: 出力なし
・gnome-session-inhibit --version: バージョンを表示


3. 発生事象 (未対応)


(1) X アプリでノード名を付けて指定したディスプレイを開けない。


・パッケージのバージョン: xserver-xorg 1:7.7+19
・'Xt error: Can't open display' と出力される。
・'xhost +' を実行しても状況は変わらない。
・xauth を無効化しても状況は変わらない。
・':0' で指定した場合には開ける。

(例)
% xterm -display localhost:0
xterm: Xt error: Can't open display: localhost:0


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