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Debian 8へのアップグレード [Debian]

今後の Debian 8への完全移行のため、Debian 7 からの移行テストを行った。
以下は、その結果をまとめたものである。

1. アップグレード


アップグレード自体は、標準的な方法で、特に問題なく終了した。
・設定ファイルの更新確認では、現在の設定を使用する方を選択

(標準的なアップグレード手順)
・/etc/apt/sources.list の編集
・apt-get upgrade
・apt-get dist-upgrade


2. アップグレード後の設定変更


(1) gnome-session fallback mode の起動コマンドの変更


GNOME のコマンド体系が変更されたため、~/.xinitrc や ~/.xsession を使用している場合には、起動コマンドの変更を行う。

(変更前)
exec gnome-session-fallback
(変更後)
exec gnome-session --session=gnome-flashback


(2) SCIM から uim への変更 (Fvwm のため)


SCIM を起動すると、Fvwm のルートウィンドウでのマウスクリックが効かなくなる。
このため、SCIM から uim への変更を行う。

手順は、[実施手順] の項に記載。

(補足)
Debian 7 では SCIM を Debin 6.0 のパッケージ(scim_1.4.9-6)にバージョンダウンすることで対応していたが、Debian 8 では左記パッケージのインストールができなかった。


(3) Emacs 24 用の設定の追加


仕様が変更されたため、Emacs 23 と同様に機能するように下記の設定を追加する。
・モードラインの色指定
・マウス選択と C-y でのコピー・ペースト
・改行挿入時の自動インデントの無効化

手順は、[実施手順] の項に記載。


(4) Apache 関連の設定変更


【Apache の設定】
設定項目の仕様変更があり、Apache 2.2 の設定のままでは起動できない。
(LockFile の設定でエラーとなった。)
このため、設定を Apache 2.4 用に変更する。

【PHP の設定】
PHP 5.6.7 にアップデートされたため、文字化けするようになった。
(default_charset の仕様変更のため、Shift_JIS のページが文字化けする。)
このため、default_charset を明示的に指定するように変更する。


(5) カーネルのバージョンアップ


アップグレード前と同じカーネルを使用していると、automount のマウント解除(タイムアウト、USR1 シグナル)ができないことがある。
このため、カーネルのバージョンアップを行う。

(autofs のバージョン)
autofs 5.0.8-2
(変更前のバージョン)
linux-image-3.2.0-4-686-pae 3.2.68-1+deb7u1
(変更後のバージョン)
linux-image-3.16.0-4-686-pae 3.16.7-ckt9-3~deb8u1


(6) systemd 関連の設定


アップグレード前の環境と同等にする(tmpfs の使用は除く)ため、下記の設定を行う。
・Ctrl + Alt + Del の無効化
・gettyのプロントの表示前に画面をクリアしないための設定
・shutdown 時に実行する処理の追加
・tmpfs で使用するメモリサイズの変更

手順は、[実施手順] の項に記載。


3. sysvinit と systemd との共存


現在のところ、共存状態でも特に問題は発生していない。


[実施手順]