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systemdの使用方法 [openSUSE]

openSUSE 12.1 で導入された systemd について、情報をまとめてみた。
(大部分は Fedora 等の他のディストリビューションでも同様と思われる。)

1. systemd での変更内容


(1) サービス


systemd では、サービスはユニットという概念に含まれる。


(2) ランレベル


systemd では、ランレベルはターゲットという概念に変更された。

(例)
run level 3: multi-user.target (またはrunlevel3.target.wants)
run level 5: graphical.target (またはrunlevel5.target.wants)


(3) サービスの定義


/lib/systemd/system/<service-name>.service
または
/etc/systemd/system/<service-name>.service
に定義する。

・/etc/systemd/system の方が優先される。
・<service-name>.service がユニット名である。
・通常は、/etc/systemd/system の方を編集する。


(4) デフォルト・ターゲットの設定


/etc/systemd/system/default.target をシンボリックリンクとして作成する。

(例)
# cd /etc/systemd/system
# ln -s /etc/systemd/system/runlevel3.target default.target
または
# ln -s /etc/systemd/system/multi-user.target default.target
(runlevel3.target は multi-user.target へのシンボリックリンクである。)

2. ユニットの起動/停止


(1) 起動

# systemctl start <unit-name>


(2) 停止

# systemctl stop <unit-name>


(3) 再起動

# systemctl restart <unit-name>

3. ユニットの自動起動の設定


(1) 自動起動の有効化

# systemctl enable <unit-name>


(2) 自動起動の無効化

# systemctl disable <unit-name>


(3) ユニットの追加

# systemctl load <unit-name>
(chkconfig --add に相当)


(4) ユニットの無効化


/etc/systemd/system 内に定義ファイルを /dev/null へのシンボリックリンクとして作成する。

(例)
# cd /etc/systemd/system
# ln -s /dev/null ctrl-alt-del.target


(5) どのターゲットで自動起動するかの指定


定義ファイルの [Install] 欄の WantedBy に設定する。


(6) ターゲット毎の自動起動するユニット


/lib/systemd/system/*.target.wants
および
/etc/systemd/system/*.target.wants
を参照する。


4. ユニットの状態の表示


(1) 指定したユニットの状態の表示

# systemctl status <unit-name>


(2) 指定したユニットが稼働中かどうかの確認

# systemctl is-active <unit-name>


(3) 指定したユニットが有効かどうかの確認

# systemctl is-enabled <unit-name>


(4) 指定したユニットの設定内容の表示

# systemctl show <unit-name>

5. ユニットの一覧表示


(1) 起動されているユニットの一覧

# systemctl
または
# systemctl list-units [pattern]


(2) 起動されていないユニットを含めた一覧

# systemctl --all
(--all は -a でも可)


(3) 起動に失敗したユニットの一覧

# systemctl --failed


(4) 指定したユニットタイプのみの一覧

# systemctl -t <unit-type>
(例) systemctl -t service


(補足)
指定可能なオプション
--no-pager: ページャーを使用しない。
--full: ユニット名の省略表示を行わない(default: 長い場合は省略表示される)。


6. システムの起動時間に関する情報の表示


(1) システムの起動時間の表示

# systemd-analyze


(2) システムの起動時間の詳細表示

# systemd-analyze blame

7. 備考


(1) 環境変数


環境変数 SYSTEMD_PAGER で使用するページャーを指定できる。
SYSTEMD_PAGER が定義されていない場合、PAGER が使用される。

ページャーを使用したくない場合には、下記のように設定する。

# export SYSTEMD_PAGER=""
または
# export SYSTEMD_PAGER=cat


(2) 参考資料


http://opensuse-man-ja.berlios.de/opensuse-html/cha.systemd.html


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